肌にやさしい洗顔料の選び方|初心者でもわかる洗浄成分の見極め方

「いい洗顔料ない?」とよく聞かれます。
そんなときにまずお伝えしたいのは、クレンジングでその日のメイクや汚れがしっかり落ちていれば、洗顔は不要な場合もあるということです。

クレンジングについて詳しく知りたい方は、以下の記事を先に読むと、この記事の内容がより理解しやすくなります。
クレンジングの選び方


目次

  1. ダブル洗顔が必要な方
  2. よくある洗顔料は石けん系
  3. 石けん系を使っていたら
  4. おすすめはアミノ酸系
  5. 変えるときは少しずつ慣れさせる
  6. まとめ

1. ダブル洗顔が必要な方

クレンジングオイル(特に油脂系)を使用した後、肌にオイルが残ってニキビや肌荒れの原因になる方は、洗顔料を使ったダブル洗顔をおすすめします。
その場合は、洗顔料の「洗浄力」と「肌へのやさしさ」のバランスが重要です。


2. よくある洗顔料は石けん系

市販の洗顔料の多くは「石けん系」と呼ばれるものです。
成分表示を確認して、以下のような記載があれば石けん系の可能性が高いです:

  • ○○酸(例:ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸)
  • 水酸化Na(ナトリウム)
  • 水酸化K(カリウム)

これらは脂肪酸とアルカリ剤を反応させて作られる、伝統的な石けん成分です。

石けんはラウリル硫酸ナトリウムなどの強い界面活性剤よりもマイルドですが、洗浄力はやや強めで、人によっては肌の乾燥やつっぱり感を感じることもあります。


3. 石けん系を使っていたら

クレンジング後に使う洗顔料は、すでに大部分の汚れが落ちているため、強い洗浄力は必要ありません

現在、石けん系の洗顔料を使っている方は、いきなりアミノ酸系に切り替えると洗浄力の差で肌トラブルが起こる可能性があります。

そこでおすすめなのが、中間的な洗浄力のある以下の成分

  • カリ石けん素地(比較的マイルドな石けん)
  • スルホコハク酸系(スルホコハク酸ラウレス2Na など)
  • カルボン酸系(ラウレス-4カルボン酸Na など)

これらは、石けんより刺激が少なく、肌にやさしい洗顔料に移行する「ステップ」として優れています。


4. おすすめはアミノ酸系

肌が中間タイプの洗顔料に慣れてきたら、アミノ酸系洗顔料に切り替えましょう。

主な成分例:

  • ココイルグルタミン酸Na
  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルサルコシンNa

アミノ酸系洗顔料は、クレンジング後の油分を落とす程度のやさしい洗浄力が特徴。
肌のバリア機能を守りたい方、乾燥肌・敏感肌の方に特におすすめです。


5. 変えるときは少しずつ慣れさせる

洗顔料を変える際は、徐々に移行するのがポイントです。

例:

  • 1週間に1回 → 3日に1回 → 2日に1回 → 毎日
    と段階を踏むことで、肌が新しい成分に順応しやすくなります。

また、新しい洗顔料は今使っているものが無くなる前に準備しておきましょう。


6. まとめ

  • クレンジングだけで落ちない場合や肌荒れがある方は、ダブル洗顔がおすすめ
  • 市販の洗顔料には石けん系が多く、洗浄力が強め
  • 石けん系からいきなりアミノ酸系に変えるのは避け、中間的な洗顔料で肌を慣らす
  • 最終的には、アミノ酸系洗顔料が肌への優しさという面で最もおすすめ
  • 洗顔料は徐々に切り替えて、肌にストレスを与えないことが大切

自分の肌に合った洗顔料に出会えますように!


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